KOROGARO / kengo sato / 佐藤 研吾

180111 Santiniketan

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Kheladanga村のある家の門構え。一年ですっかり色あせていた。またじきに彼らの手で新調されるのだろう。

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村の真ん中の通りはすでにコンクリートで舗装されていた。

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Lipi Biswasさんの自宅の入口。昔窓だったものをその手前に床を作って出入り口としたらしい。彼ら夫妻は小柄なのでこれで十分なのだという。

180111 Santiniketan
朝、一昨日仲良くなったトトドライバーFiroskhan-daに朝8時に来てもらって、Kheladanga村へ。まずアマルクティに行き、宿泊していた施設にも顔を出す。何人かのスタッフに再び会う。はしもとさんは前回カンタ制作の作業を見せてもらっていたオジさんと再会を果たしていた。
トトで田んぼの脇を抜けてKheladanga村へ向かう。まだ朝少し早いので、村の人々は朝ごはんの後の食器を洗ったりをしている。村の道はすでにコンクリートで舗装されていた。去年の3月のIn-Field Studioワークショップのときにはまだ無かったものである。やはり村の風景は刻々と変わっていることを痛感する。3月に作った幾つかのモノは断片だけが幾つか残っていた。広場の横に建設した竹の小屋は藁置き場として使われてもいるようであった。
村長の家を訪ねるが、村長Gibon-daはボルプールへ出かけているとのこと。来週の木曜日に再訪することを約する。村長の隣の家へ。何回か中庭まで入れてもらった家である。私たちのことを覚えていてくれていたようだった。中庭にゴザを敷いてしばらく座らせてもらう。
村の壁の幾つかは新調されていた。彼らは日々家を整えている。下水道が整備され道が舗装されても、村の昔からの風景は人の手によって生きていることを改めて感じた。またいつかここの人々とコトを成したいと思っている。
移動して、Kopai River手前の通り沿いの村へ。鍛冶屋があり、青島さんはそこで幾つかの大工道具を購入。足で漕いで風を送って火を焚く小ぶりの鍛冶屋であった。先日の路上の修理屋もそうであるが、路上の職人さんらの作業場は人間一人が座る場所から手の届く範囲の周囲にモノが巧妙に配置されていて、とても能率的である。
その後、道の途中の材木屋へ。ソナジュリの3inch角、ジャムという種類の木材の3inch角程度の木材を見つける。それぞれ2m弱の長さで450rsと600rs程度だった。そしてパームツリーの3m材を見る。野ざらしであるが乾燥していて中にはまっすぐな材もあった。
吹き抜け部の木架構をどうするかを考える。入手可能な材木も考慮して、SDレビューで展示した模型で表現した架構とは少し異なる形にはなるだろうが、どこまであのスケールを実現できるか。
帰り道、偶然、陶芸家のLipi Biswasさんの家を見つけ、立ち寄る。建築家である旦那さんが設計したという陶芸工房を兼ねたその家は、日本のジブリのような姿で、そこかしこに陶芸作品が並んでいる。土の柔らかさをまとったその家は彼らの感覚の共作なのかもしれない。建築とLipiさんの陶芸作品が一体となってその場所を作っていた。彼らの生活の部屋も見せていただく。昔は窓であった場所に階段を取り付けて小さなにじり口のような入口にしている。屋根が壁にただ乗っかっているだけなのでこじんまりとしているがとても開放的で、また他の部屋との関係も、小さな段差などを挟んだりしていてとても緻密である。ケラダンガの帰りなどにでもまた訪れたいと思っている。
その後、Ratanpaliのあとニランジャンの家へ。先日取材を受けたインドの大手新聞Hindustan TimesのAjilit Ghosal氏から記事のゲラが送られてきており、それを読ませてもらう。幾つかの修正依頼をお願いする。家の計画の内容についても幾つか相談。
現場にニランジャンさんと一緒に戻り、ドローイングを見せる。特に階段吹抜部の木造架構についてとその材料見積もりについて。玄関入ってすぐ横の下駄箱のデザインについて。そして、上階の吹き抜けに面する書斎に据える本棚について。本棚は大工の青島さんではなく、地元の大工に外注することとなった。なので早急の図面作成を依頼される。
その後、明日から始まるKala Bhavanaでのワークショップのポスターなどを作りながら、皆で話し合い。「Making Tools for Clothing」というのが今回のテーマである。

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