KOROGARO / kengo sato / 佐藤 研吾

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青島雄大さん制作の木架構(30mm角と15mm角)と、Lina Uchidaさんの蛾の作品 180117-2 180117-3

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朝、たまっていた手記を書きつつ、諸々のメール返信。青島さんが、15mm角のソナジュリの材で作った木製フレームを床の間の木架構に取り付ける。そこにLina Uchidaさんの蛾の作品をどう置くかを検討。
木製フレームの向きを少し横に振って、床の間の木架構はより立体的になった。そもそも、ニランジャンさんが数多く持っている掛軸をそこに掛けることが前提となっていたので、ここでは所謂床の間のスペースには手をつけない代わりに、書院造のスタイルを若干咀嚼し、スペースをさらに分割して、「遠い棚」のみを造作する形とした。また、しばしば粗野な表情を持たせる床柱を据える代わりに、内田里奈さんの和紙を焦がしてできた「蛾」の作品を配置し、そのman-madeの自然を引き受けてもらっている。そしてさらに、その蛾の作品を15mm角の木製フレームで「捕獲」し、そのフレーム=虫かごを、本丸の木架構のコンポジションの起点としている。
大工の青島さんには30mm角材の仕口という、かなり細かい仕事をしてもらっている。が、その中でも彼は、通常は建前での梁の継手などで用いられる、車知栓を仕込んだりをしている。木の仕口の最終判断は彼の領分である。車知継ぎをやると聞いて、通常は頭を落とすべきその車知を大きく残してもらい、さらにその車知栓の上部に来る天板を一部欠き取ってもらった。洗練の一歩手前の、未完の余白もまた、このプロジェクトに通底させるべき観念だとも考えるからである。

夕方、ミロン・デュッタさんが来訪。夕飯を共に食べる。今日はニランジャンさんが親子丼を作った。ミロンさんがビールを持ってきてくれて、久しぶりにビールを飲む。そして当然この床の間の話になる。

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