KOROGARO / kengo sato / 佐藤 研吾

160921Ahmedabad Mumbai

[Ahmedabad 20-21/09]
I visited Prof.Neelkanth Chhaya and Prof.Madhavi Desai with Sapan Hirpara in Ahmedabad at the 21st Sept, in order to give our workshops of VDA and Santiniketan and to seek their advices.
(As I recall) Prof. Chhaya told us , Architecture need to be with a kind of boredom.
I also visited several great buildings with Sapan, Institute of Indology by B.V.Doshi, a school for mental-retired children by Flei Otto, Gandhi Ashram by Charles Correa, e.t.c.

21日、Sapan Hirpara氏と共に、午前中にNeelkanth Chhaya氏に、夕方にMadhavi Desai氏にそれぞれ面会。シャンティニケタンでのスタジオとこれまでの活動を説明。Chhaya氏からはベンガルの作家やチリの先進的な建築学校の活動を紹介してもらった。またChhaya氏自身の参加も可能も打診してもらえる模様。
Chhaya氏からは「建築には、暇=じっとしていることが必要だ」という作家としてあるべき姿勢の話があった。まさにその通りだと思う。インドの若い世代は明らかに忙しないが、まだインドには「暇」があると思いたい。そう思っているのでインドにいる。
Madhavi Desai氏からは彼女の長年のヴァナキュラー建築の研究・著作を説明してもらう。インドの女性建築家を扱った著作を意識的にまとめており、内容を読みきれなかったけれどもどんな切り口なのかは気になった。
また、近々発刊予定のインドの木造建築の大著の中には興味深すぎる架構と平面プランの紹介が。次回アーメダバードで再会するころにはできているだろうとのこと。


Sapanに案内してもらいアーメダバードの幾つかの建築を見学。

Ahmedabadにあるフライオットーのメンタルリタイヤードの子供のための学校の増築。始めに周囲のいくつかのロッドで地面からテンションを加えて成形した格子状のシェルの上にコンクリートを被せてRCのシェルを作っている。
設計上での数値的解析処理から精度の高い墨だしと無数の型枠を必要とする現代建築よりもよほど効率的、というか現場主義な合理性がある。始めに成形する格子状シェルはφ15mm程度のパイプで、パイプ同士の交点ではパイプを潰してピン支点にしていた。

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Institute of Indology、ドーシの建築。ダブルコラムで支えられたファサードは手すりの連続支柱(見付40mm見込75mm)に呼応した縦桟の表情を作り出している。内部ではそのダブルコラムの隙間をサービスシャフトとしていて日本のメタボリズムあるいは初期磯崎建築にも似ている。
地下の図書館の鉄格子や上階の軒下部分に面した建具の細かな工夫がとても勉強になった。どこを鉄で作りどこを木でつくるか、それぞれの部材寸法と取り合いがなんだかドーシのそれこそINDOLOGYに触れることができた気がしてすごく貴重な体験だった。

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チャールズコリアのガンディーアシュラムを最後に訪れた。東に川を臨める人がいない夕暮れ時でとてもよい場所。レンガ柱に正方グリッドのでかいRC梁が載っかっている。RC梁は雨樋になっていて各所の中庭に雨水が流れ落ちる。構造体がサービスのエレメントを兼ねる、というよりも構造体だけで建築が成り立っている単純性にはやはりなんとなく憧れがある。

 

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ガンディーアシュラムでのスケッチ

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Neelkanth Chhaya氏設計のビジターハウス

NIDでDavid Bauerの友達のNiklasのアーメダバードのリサーチのエキシビジョンがやっていたので会いにいった。アトリエワンにいたらしくペットアーキテクチャーのアクソメの感じで図面を展示、訪問者がその図面を持ち帰れるようにしていたのがよかった。

[Mumbai 22/09]
22日ムンバイへ。スタジオムンバイを訪問。ノーアポでいったのでいったん突き返されたが偶然いまインターンシップ中の滋賀県立大芦澤さんのところの大野くんのおかげで、所内で調整してもらい見学することができた。
スタジオムンバイの新しい事務所はムンバイ南部の線路沿いにあり、大工が入って工事最中だった。いまは大工20アーティスト6設計6-程度の構成でやっているとのこと。いまは特にエキシビジョンの展示に力を入れているそう。
木工大工の技術というよりも作業場を見る限りでは一品生産的金物(真鍮をけっこう使っていた)と左官の仕事が際立って面白かった。左官は金コテの扱きっぷりがよかった。木工部門はむしろ模型作りの部分での力の発揮なのかもしれない。とはいえムンバイではダウンタウン近くの道沿いには多くの職人が間口をひしめき合わせており、そんな街の環境が羨ましかった。

 

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