KOROGARO / kengo sato / 佐藤 研吾

170306-07Tokyo

170306
一週間ほどの日本滞在だがIn-Field Studioの直前なので当然やることが多い。5-6人の先方の教授らとそれぞれメールでスケジュールの詳細を詰める。北千住とシャンティニケタンの計画も思考を途切らせないように気をつける。

170307
午後、川崎稲田堤の星の子愛児園へ。増築棟の屋根上の植物の生育を確認しに行く。まだまだ寒いが屋根は緑と茶が疎らに入り混じっている。どうやらクローバーは一年を通して緑濃く葉っぱを茂らせている。今年の春で建物が出来てから二年が経つことになるが、屋根上の植生はとても多様になった。全く知らない草が点在し、一部では花を咲かせ、とても背の高い草木も生えている。本当はこれら全ての草木の名前とその特徴を知ることができればまた違った風に見えるしもっと面白いのだろうと自分の無知を悔やむ。けれども1−2ヶ月に一度訪れて観察すると、この屋根の上のフィールドの変化を毎回目撃する。フランスの庭師ジル・クレマンの『動いている庭』はまさにどこでも生まれる。人間の想像力によって領域を見定めればそこは庭なのであり、その想像力の射程とは関係なしに植物たちは絶えず動き生きているのである。そして星の子愛児園のそれは屋根の上というある種の孤島の自然である。今日は、枯れた背の高い草木が風で飛ぶのが危ないので取り除く作業をした。

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