KOROGARO / kengo sato / 佐藤 研吾

“外連国小洒落日本”打合せ録2

今回は特に劇場の正面ファサードの計画について。

やはり机に向かって取り合えず線を描いてみるとだんだんとそのアイデアが連鎖的に生まれ出てもくる。プレゼンテーションで提出した絵はここにはまだ上げることはできないのでここではどうしても断片的かつ一部分である。上二枚は佐藤スケッチに石山の朱筆が入ったもの。デザインの厚み、というか複層性を見つけだしたいのでとてもありがたいことである。

かつての芝居小屋、見世物小屋はしばしばアウトロー、法を侵さないまでもお上との折衝を経て暗黙的にその存在をギリギリに成り立たせてきた、非恒久の興行であった。例えば明治期の浅草の写真や、ルポルタージュ、幾人かの小説家の物語を見てみれば、その姿は自身の存在を成り立たせるためにあえて洗練、捨象を選ばずに過剰な表現に徹していたようにも見える。日銭稼ぎのような小物売りや、興行という活動自体に最近とても興味がある。それは自分が足を突っ込んでいる、受注型な設計屋仕事に少し物足りなさを感じているからであるが、博打とは言わずとも、「一山あててやる」という冷や汗タラタラの現場感をどうにかして自分の作業に、自分の表現に練り込みたいと考えているからである。

佐藤研吾

170904-1 170904-2

以上2点、佐藤研吾スケッチ




170904-3 170904-4 170904-6 170904-5

以上3点、石山修武スケッチ


 

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