160923Bishnupur

 

[Bishnupur 23/09]
深夜便でコルカタへ。23日明け方の空港から爆走してBishnupurへ。VDAの校長に教えてもらったので急遽予定を変更して訪れた。
ウェストベンガル特有の屋根を持つ寺院遺跡群をみる。かつて17世紀ころには王朝があったがいまはその廃墟めいた寺院が残るだけで、今はインドの典型的な農村集落がその遺構と共に点在している。
四方の角に垂れるような曲線を描く屋根をもつこれらの寺院建築は、雨量の多いこの地域の工夫の成果でもあるらしい。オーナメントの造形は明らかに木造架構を模しており、屋根の造形は藁葺小屋の有機性からきているものか。
いくつかの立面では屋根の曲線に合わせて表面材の形状も平行四辺形状に扁平させているものがあった。これは木造架構時点での表現展開というよりもレンガ積造での独自の洗練の形な気もする。
そんな土着的形状の模倣からはじまるデザインが建築全体の力学(構造的というよりも意匠的)の系を統御しつつあるのだと考えるとこれは現代建築の手法となんら差がないとも思う。

周囲に民家風の屋根を配して中央にピラミッド状のヴォリュームを据えたこの寺院なんかは明らかに記号的操作であり、密教的な神話的世界系の表現にも通底するものがあるのではないか。連続した曲線屋根の下はそれとは関係なく一続きのボールド天井の内部空間。イスラム建築などはドームの内外の機能と外観が一致しているが、このヒンドゥーの大規模建築だったり、ベンガルのこの建築は内部と外部がまるで一致していない。日本の書院造の飾り天井と同じ考え。

二つの彎曲した切妻小屋状が横に並んでド真ん中に無骨な直方のヴォリュームが載っている。ヒンドゥー建築の基本は左右対称、平面的線対称だと思うが、この建築は入り口が片側の一つにしかない。フェイクのアーチ装飾すらない。わざわざ二つの小屋を並べたのに開口部で対称を崩すとんでもないデザインの価値観を持ってるなと。

Bishnupurの民家。竹が構造体でつかわれている。竹の柱に小舞のような竹を割いた材を当てて土壁の下地としている。ここでは構造材だけではなく、釜戸の煙突にしたり、窓の格子にしたり、ドアの枠材にしたりと様々に使われていてすべてひとつの小さな建築に組み込まれている。バラックやスクラップとは決して言い捨てられないかなり洗練されたデザインやってるなとも思った。CtDd-3EUkAA_-Ws CtDe6KPVYAAXyxN CtDeblTUEAAT3Z0 CtDeLh7UMAE7Eyl CtDerGKUkAAP4Li CtDeyHfUIAAv-gg CtDfaLSUMAAfkPQ

窓詳細CtDfX3HVYAAFonn

Bishunupurの民家