170126-28 Vadodara

170126
今日はインド共和国のリパブリックデーなので学校は休み。午前中構内で簡単な式典がおこわなれ、さまざまな地元の言語が掲げられてる。リパブリックデーに際した学校での式典は今年がどうやら始めてらしい。校長と一緒にインド国旗の旗揚げを担当する。その後自動的に国歌斉唱となる。が、自分は当然インド国歌を知らないのでぎこちなさ極まりない。胸に手を当てるだけ当ててみる。その後構内では突然スポーツ大会が始まった。構内の外れの木の下でのんびりしていたら、大量の学生たちがやってきて学年対抗の綱引きが突如目の前で勃発する。
その後バレーボール、卓球、バトミントンと次々と種目が変わっていく。そして夕方、気づいたら皆帰っていた。自分は一人の学生と一緒にカンティーンで無駄話。面白い日だった。

170127
図書館で作業。シャンティニケタンの小建築の内部について、手書きで展開図を作成する。日本からA3用の小さなドラフターを持ってきた。色鉛筆を使って配色を確かめたいので画用紙に展開図を描いていく。木材の使用箇所は限られているので、大部分は漆喰塗りとし、要所で木材を使っていく。壁と床がつながったような、洞窟のような有機的な造形を若干含ませてみたいがどう受け取られるのかはわからない。先方はインドの地での日本建築を実現を望んでいる。ただし、特にコストと構造・メンテナンスに問題があることから構造は木造ではなくRC+レンガ造になる予定。そもそも気候や土の色、風土が大きく異なるのでそれはやむを得ないが、自分の関心は、いかにしてインドと日本という異なるものを一つの空間に併存させるかである。そしてその作業自体をどのように物語として組み立てていくか。次元は異なるが両者は不即不離に取り組むべきことであり、想像は尽きない。

170128
シャンティニケタンの建築について、内装工事において日本の大工の友人に参加してもらえないかと考えている。小さな建築であるのでディテールの計画、納まりについてはとても気を使わなければいけない。そしてレンガとRCでできた躯体の内部にそうしたディテールを備えた木工を入れ込みたい。スケールも地域も全く異なるが、大江宏の香川県文化会館が一つの目標である。そこで日本の大工技術を実際にインドのシャンティニケタンの地に持ち込みたいと考えた。
およそ100年前、Rabindranathとその息子Gaganendranath Tagoreによって一人の日本大工、Kintaro Kasaharaがシャンティニケタンの地で木工技術を広めていたという歴史がある。
彼は木工技術だけではなく日本庭園のノウハウについても教授し、Rabindranathのために一つのTree Houseをその地に設計・建設した。そのTree Houseは彼の文筆作業の場所となったという。そんな100年前の物語は、この計画に大きな動機をあたえてくれる。100年前のシャンティニケタンの地の風景を想い描くきっかけを与えてくれる。