■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
いま私たちは、遠いものと小さいものに興味があります。
私たち自身の大きさを一つの基準として世界を眺めたときに、遠いものあるいは大きなものとは何か、また小さくあるいは近いものとは何なのか。そうしたモノゴトの距離感、緊緩の具合を確かめていくことから、建築を構想していくこと、形を考え出していくことを目指しています。
建築現場に通い詰めること、自分たちの手で建築を作ることは、そうした構想の手がかりを掴み取るための工夫の一つです。一方で遠い大きな現場であったとしても、自分たちの手が届くところで模型や図面制作を通じてフィクションを広げつつ、空想に具体的な輪郭を纏わせて現場へ持ち込みます。そして空想と具体の間の距離を確かめていきながら、あり得るモノの形を見つけ出していこうとしています。
事務所は福島県大玉村の、山と田んぼに挟まれたところに拠点があります。
現在、大小さまざまなプロジェクトが、福島県、首都圏、関西圏、そしてインドで進行中です。
公園の中にある公共施設改修、古民家の中での飲食店内装、万博会場の中の放送局新築、地域資源を活用した拠点施設整備、谷の中の住居新築、移動式の小屋新築、熱狂的なRC造ビルの開口部制作、空想的な遠い茶室の計画、グループ展での出展作品制作、アートフェア出品物制作など。
それぞれのプロジェクトごとに、モノ・ヒト・コトとの距離感覚を都度調整しながら、本気で取り組んでいます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
・Web media (architecturephoto)
・Talk (Youtube)